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モンゴル国教育セクターで改革が行われている。これに伴い、モンゴル国立教育大学の小学校教員養成学部に「初等教育教授学研究センター」が設置され、次のような業務を行っている。 このセンターは指導能力の高い教員を養成する新しい環境を作つくるため、また新学習指導要領を実施するための新しい指導方法・教材を作成し、全国に普及するために作られた。センターには、学部長のツエデンバル、教務担当部長のナランツェツェグ、小学校教科別専門家のチョロンツグ(算数)、ネルグイ(理科)、チョロンバト(美術)、ツェデンイシュ(美術・工作)、ムンフジャルガル(国語)、低学年教員のゲレルなどが中心人物となっている。センターの付属実験学校は、ウランバートル市の第54学校、地方ではヘンテイ県ダルハンソム学校である。 センターでは、先進国の教育事情、政策などを研究し、初等中等教育スタンダードを実施するための新指導方法を作り出し、教材や教師用参考資料を作っている。また、こうした成果を実験学校で試行し、教育のあたらしい物的環境を整備するなど、多様な活動をしている。その中からいくつかの事例を紹介する。 数学教育と理科教育の分野では、日本から5人の学校教育経験者を招聘し、去る3月14日から22日まで共同セミナーを開いた。これには、教育文化科学省のJICA専門家小出、日本の「数学教育研究会」の上村会長、東京飛鳥サイエンスクラブの岩上理事長、斉藤、大熊、的川専門委員などが、またモンゴル側からは国立教育大学の科学教育センターのドヨド教授(数学)、ダライジャムツ教授(数学)、ブルマー教授(物理)、ダルジャー教授(化学)、アマルザヤ助教授(数学)、その他現職教員や大学院生が多数参加した。 この研修では特に斉藤専門委員の「実験授業」、上村数教研会長の「水道方式」についてのセミナー、岩上理事長の「写真で見る理科実験」などが注目を引いた。こうした実践力の高い日本の教育者から、子どもの教育環境、指導方法をどう整備するか、子どもが自らいかに自分の知識を高めるか、などの問題を非常に具体的に把握することができ、成果の高い研修となった。
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